【世界の同志と語る】私たちの祈りは、どこへ向かうべきか?「現在」の悩みを超え、「未来(地涌の菩薩)」を育む祈りの本質

世界のSGIの同志(とも)の皆様、こんにちは。
「SGI仏壇座談会プラザ」主宰の島 幸弘です。

今、この瞬間、世界中でどれほどの同志が祈りを捧げているでしょうか。
ある人は病の克服を、ある人は経済苦からの脱却を、またある人は人間関係の悩みを御本尊にぶつけているかもしれません。
それらの「現在」の苦悩を乗り越えるための祈りは、尊い実践です。

しかし、もし私たちの祈りが「現在」の課題解決だけに留まっているとしたら、それは仏法が説く「生命変革」の広大な力を、まだ使い切れていないのかもしれません。
あえて、世界の同志に問いかけたいと思います。
私たちの祈りは、最終的にどこへ向かうべきでしょうか?

私は最近、孫たち(未来の宝)と過ごす時間の中で、その答えを再確認する機会を得ました。
私は毎日、彼ら彼女らが健やかに、そして「地涌の菩薩」としての使命を自覚する人間(ひと)に育つよう、真剣に題目を送っています。

かつて、私の祈りは「自分」や「会社」という「現在」が中心でした。
しかし、祈りが深まるにつれ、「未来」―すなわち、10年後、20年後の広宣流布を担う世代のために祈る時間が、圧倒的に増えていることに気づきます。

ここで重要なのは、これが単なる感傷的な想いではない、ということです。
「未来」のために祈ることは、最も確実な「現在の変革」のための実践です。
なぜなら、「自分」という小さな枠(エゴ)の中で祈っている時、私たちの生命はなかなかその枠を破れません。

しかし、わが子や孫、あるいはまだ見ぬ「未来の地涌の菩薩」たちのためにと、心を大きく開いて祈る時、私たちの生命は「小我」を超え、「菩薩」の境涯、さらには「仏」の境涯へと一気に拡大します。
その瞬間にこそ、生命は変革されます。

自身の生命が「仏」の境涯に立った時、目の前にあった「現在」の悩みは、もはや絶対的な壁ではなくなります。それを乗り越える智慧と勇気が、内側から無限に湧き上がってくるからです。

もし今、あなたが「現在」の苦悩の真っただ中にいるならば。
もし、祈れども祈れども境涯が変わらないと感じているならば。
あえて、祈りのベクトルを「未来」へ向けてみてはいかがでしょうか?

あなたの国の未来部のために。世界中の「未来の宝」たちのために。
その「利他」の祈りこそが、「現在」のあなた自身の境涯を打ち破る、最強の鍵なのです。

このテーマについて、ぜひ世界の同志と語り合いたいと思います。
あなたのご意見をコメントに記載してください!


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【島 幸弘(Yukihiro Shima)】
1957年、東京生まれ。創価仏壇専門店「桜梅桃李.com」代表:「SGI仏壇座談会プラザ」主宰
世界広布の「祈りの空間」の未来を創造するため、「仏壇革命」と「人間革命」を実践しています。

▼桜梅桃李.com 公式サイト
https://oubaitori.com/

▼書籍『仏壇革命 虚空厨子物語』
https://www.oubaitori.com/products/detail.php?product_id=2797

▼Kindle書籍『創価学会仏壇を買う前に読む本』
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▼SGI仏壇座談会プラザ(世界の同志と語る広場)
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▼Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/@Oubaitori-runesansu

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 初めてのコメントです。
    いつも勉強になっております。
    私自身、悩みがあるとご本尊に向かい祈りますが今の自分自身にフォーカスすることが多かったと思います。
    しかし最近、日本初の女性総理大臣が誕生したことをきっかけに経済、社会面においても変化が多い世の中で、はじめて日本の未来、ひいては世界の未来における平和・安穏を深々と祈りました。
    すると祈る中で自分の悩みは少し横に置き、より大きな心で物事を見る余裕のようなものを感じました。
    あえて未来に向けて祈る、という今回の内容と自身の行動が一致しているようでコメントしてみました。
    これからも祈る中での心の変革を楽しんでいきたいと思います。
    また次回のブログも楽しみにしています。

    • きいろ様
      初めてのコメント、心からありがとうございます。
      また、いつもブログをお読みいただき「勉強になっている」とのお言葉、大変嬉しく、深く拝読いたしました。
      お悩みに直面した時、まず御本尊に向かい、ご自身の課題の解決を真剣に祈るのは、私たちにとって当然であり、何よりも大切な実践です。私も長年、そうやって多くの壁を乗り越えてまいりました。
      その中で、きいろ様が「日本初の女性総理大臣の誕生」という社会の大きな変化をきっかけとして、ご自身の枠を超え、日本、そして世界の未来の平和・安穏を深々と祈られた -。
      なんと尊い「地涌の菩薩」の実践でしょうか。
      そして、最も感動いたしましたのは、その祈りの中で**「自分の悩みは少し横に置き、より大きな心で物事を見る余裕のようなものを感じた」**というご体験です。
      まさに、それこそが私がお伝えしたかった「生命の変革」そのものです。
      「未来」や「他者」のために祈る時、私たちの生命は「小我(エゴ)」の殻を打ち破り、大きく広がります。その瞬間に感じる「余裕」こそ、私たちの境涯が仏界に近づいている証であり、それこそが「現在」の悩みを乗り越える最大の力となります。
      今回、きいろ様がご自身の行動と祈りの中で、記事でお伝えしたかった核心部分と「一致」するご体験をされたこと、本当に素晴らしく、私自身が大きな勇気をいただきました。
      「祈る中での心の変革を楽しむ」―。
      なんと素敵な言葉でしょうか。
      これからも、この仏法の尽きることのない醍醐味を、プラザの同志の皆様とご一緒に学び、楽しんでまいりたいと思います。
      貴重なご体験の共有に、重ねて感謝申し上げます。
      またのコメントを心よりお待ちしております。

      島 幸弘

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